抑草効果を高めるには、稲刈り後なるたけすぐに、水田に米ぬかを撒いたら湛水します。
冬期湛水と表現されてますが、湛水は秋期から始めることが重要です。
残念ながら、冬期湛水が抑草に万全とは言えず、例えば、前年、雑草が多かった田んぼは、雑草の活動が活発になる前の除草対策が必要な場合があります。
暖かくなると草勢が強くなるヒエなどは、種がこぼれる前に除草対策を施し、年を追う毎に減らす作業が多少なりとも残ります。
『不耕起でよみがえる』では、関東以北のイネの作り方を中心に構成されています。
暖かい地方でのイネつくりは、会員向けのマニュアルで触れています。
暖かい地方のイネつくりに限らず、田んぼのある地域や土質、周りの環境、その年のその土地の気象状況など、そのほかのさまざまな条件によって、すべて指導の内容が変わってしまいます。
つまり、本やマニュアルで、全てを網羅しきれるものではありません。
会員は、マニュアルを読んで実践しながら、電話による個別指導を岩澤先生から受けています。
資材の使い方、使用量は、どの様な環境でイネつくりをしているかで、答えが異なります。
また、これらの資材の使用法を理解するには、イネの生理生態が理解できてないと難しいと考えます。
普及会で推奨している特殊な資材は、自然耕塾でも有る程度説明をしていますが、会員には、個別の電話指導も含めて、資材の使い方や使用量の指導をしています。